2016-10-22 11:00
社会
国連組織によるラカイン州への支援物資、軍の抑圧によって届かず

ロヒンギャ族エリアへ8万人以上の支援物資
国連のワールド・フード・プログラム(WFP)がミャンマーのラカイン州へ届けようとしている支援物資が、軍によって制止されている。バングラデシュの国境に近いエリアでは、少数民族武装集団と軍警察隊が衝突し、複数の死傷者や逮捕者が出ている。このエリアにはイスラム系少数民族ロヒンギャ族が暮らしている。
WFPは19日、ロヒンギャ族のエリアへの通路が、政府軍によって閉鎖されていると発表した。州政府や国にも働きかけたが、立ち入りを拒否されているという。
支援物資は食糧と医薬品など、8万から8万5000人のロヒンギャ族のために用意された。ミャンマーオフィスのArsen Sahakyan氏は、
夜間外出令が発令され、あらゆる所に軍が構えている。被害を受けている地域へのアクセスは不可能だ。(Mizzimaより)
と報告した。
政府側は水路や陸路で物資提供 WFPについては認識なし
一方、Myanmar Timesの報道によれば、政府側は支援物資輸送について、WFPからのリクエストは受けていないと主張している。電力・産業・輸送部門のAung Kyaw Zan大臣は、
WFPから支援物資輸送について事前交渉はなかった。州政府は水路や車を使って、避難民に物資を提供している。(Myanmar Timesより)
と述べている。
外部リンク
Myanmar Times
http://www.mmtimes.com/
Mizzima
http://www.mizzima.com/
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