2016-10-14 16:00
経済
ヤンマーがミャンマーでバイオマスガス化発電の実証試験を開始

籾殻を有効活用し、地方電化を目指す
総合産業機械メーカーのヤンマー株式会社(以下「ヤンマー」)は10月12日、農業が基幹産業であるミャンマーで籾殻を活用したバイオマスガス化発電の実証試験を開始することを発表した。ヤンマーはこれまで日本各地でバイオマスガス化発電の実証試験を行いノウハウを蓄積しているが、今回はその発電技術を米の一大生産国であるミャンマーで、米作で発生する籾殻を効果的に活用し、地方電化を目指すという。
GDPの約30%を農業が占めるミャンマーは東南アジアの中でも屈指の農業大国で、人口の約60%が農業従事者である。また、海外へも多くの米を輸出し、同国の主要な輸出品だ。
一方、国内の電力供給の約70%が水力によるもので、平均電化率は30%弱と低く、安定した電力供給は差し迫った課題の1つである。
多大な期待が寄せられている
今回の試験開始に先立ち、11日には現地試験プラント建設の起工式が行われたという。起工式には、ミャンマー農業・畜産灌漑省の大臣をはじめ、在ミャンマー日本大使などの関係者が出席。同プロジェクトに多大な期待が寄せられていることが伺える。
尚、同プロジェクトは3カ年の予定で、現地で実証試験が行われる。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ヤンマー株式会社
https://www.yanmar.com/jp/
ヤンマー株式会社のプレスリリース
https://www.yanmar.com/jp/agri/news/
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