2016-09-04 19:15
社会
ミャンマー人がシンガポールでジカウィルスに感染

シンガポールでウィルス感染150例が報告される
シンガポールのミャンマー大使館は2日、蚊が媒介するジカウィルスの感染者にミャンマー人1人が含まれることを確認したと述べた。1日にシンガポールでジカウィルス感染が150例報告され、その内、57人は外国人だった。それぞれ、バングラデシュ10、中国23、インド15、マレーシア6、インドネシア・ミャンマー・台湾各1人だと、チャンネルニュースアジアが報じた。
シンガポール保健省によると、このミャンマー人は、8月30日に感染が確認された後、症状は改善しており、健康状態は常に監視下にあるとのことだ。
ミャンマー政府によるジカウィルス感染予防措置
同大使館は、シンガポールへの妊娠中の女性の一時的な渡航延期を勧めている。妊娠中の女性がウィルスに感染すると、胎児の脳奇形や他の欠陥を引き起こす可能性があるからだ。ジカウィルスに感染しても、一般的に症状は軽度である。ミャンマー保健省は、2015年のブラジルでの流行以来、空港や港の入国ゲートで乗客の体温スクリーニング、感染の疑いのある人をモニターするなど予防措置をとっており、また、WHO(世界保健機関)が認可するタイのチュラロンコン大学研究所やインドのESICと連携して対策をとっていると述べた。
ミャンマー国内では、ジカウィルス感染例がまだ無いが、近隣国のタイ、マレーシアでは感染が報告されている。今のところ、ワクチンや特定の治療法が確立されていないため、ウィルスを媒介する蚊に刺されないようにすることが唯一の予防法である。
外部リンク
THE IRRAWADDY
http://www.irrawaddy.com/burma/
MYANMAR TIMES
http://www.mmtimes.com/
ELEVEN MYANMER
http://www.elevenmyanmar.com/local/5838
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