2016-08-21 16:00
政治
ミャンマーの武装勢力が和平会議への参加を表明 停戦へ一歩前進か

和平会議への参加を表明したのは3つの武力勢力
ミャンマー国軍と戦闘を続けている少数派民族武装勢力は8月18日、政府が全国停戦合意に向けて開催する和平会議に参加する準備が整ったことを共同で発表した。参加を表明したのは、アラカン軍(Arakan Army:AA)、ミャンマー国民民主同盟軍(Myanmar National Democratic Alliance Army:MNDAA)、タアン民族解放軍(Ta’ang National Liberation Army:TNLA)の3勢力。
同3勢力は共同声明で、8月31日に行われる和平会議へ招待されることがあれば、参加する意向があることを伝えている。現在のところ、同3勢力は招待されていない。
アウンサンスーチー氏率いる連合平和対話合同委員会(Union Peace Dialogue Joint Committee:UPDJC)は今月半ば、すべての武装民族グループが首都ネピドーで開催される和平会議に参加できることを決定している。
停戦へ一歩前進か
和平会議へ参加する意向を示した同3勢力は、会議への出席が政府の要求を受け入れたという意味ではないことも言及。一方、政府の平和推進チームは、同3勢力が「武装闘争を放棄」しなければ協議を再開する意向がなく、今回発表された声明にはその基準を満たすものがなかったとしている。
同3勢力は共同声明で、最初の交渉でミャンマー国軍との戦闘を終了させ、その後、全国停戦合意に署名。そして、平和と発展、国民和解、政治対話を追求することを希望している。
全国停戦合意にはまだ時間が必要なようだが、一歩前進したといえるのではないだろうか。
外部リンク
Three Armed Groups ‘Ready to Join’ Peace Conference
http://www.irrawaddy.com/
Holdout Armed Ethnic Groups Ready to Join Myanmar Peace Conference
http://www.rfa.org/english/
Still without invite, Kokang groups willing to attend Panglong
http://www.mmtimes.com/
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