ミャンマーニュース

損保ジャパン日本興亜ホールディングス株式会社は7月28日、同社傘下の損害保険ジャパン日本興亜株式会社（以下「損保ジャパン日本興亜」）が同月26日にミャンマーのコメ業界団体のMRF（Myanmar Rice Federation）と業務提携の覚書を締結したことを発表した。

損保ジャパン日本興亜は2014年、ミャンマーに特化した専用の天候インデックス保険のプロとモデルを開発している。

天候インデックス保険とは、事前に定められた天候指数が一定の条件を満たしたときに定額の保険金が支払われる保険で、気候変動によるダメージを受けやすい発展途上国の農業界で注目が高まっている。

損保ジャパン日本興亜とMFRは、同天候インデックス保険が近年ミャンマーで発生している異常気象による農家の経済的損失を軽減する効果があると判断。実用化に向け協働するために業務提携に至ったとみられる。

損保ジャパン日本興亜は今後、MFRを通じて業界団体や農家へのヒヤリングを行い、天候インデックス保険の開発を進める上で必要となる情報収集や情報内容の確認を進める。

また、損保ジャパン日本興亜とMFRは、農家や農業関係者らを対象としてたセミナー等を実施し、天候インデックス保険への理解を促し、認知度を高めていく予定だという。

ミャンマーは農業国で、その中でもコメ産業が最も盛んである。多くの国民がコメ作りに関わるだけでなく、食の安全や保障においても重要な産業だ。

同国において極めて重要なコメ産業を効果的に発展させるため、2012年に主要な民間精米業者や生産者団体が全国レベルの団体としてMFRを設立した。

外部リンク

損保ジャパン日本興亜ホールディングス株式会社
http://www.sompo-hd.com/

損害保険ジャパン日本興亜株式会社
http://www.sjnk.co.jp/

損保ジャパン日本興亜ホールディングス株式会社のプレスリリース
http://www.sompo-hd.com/news/