2016-07-11 21:00
経済
テレノール・ミャンマーが「4Gサービス」を開始

ミャンマーで2社目となる4Gサービス
ミャンマーで携帯電話事業を展開するノルウェーのテレノール(Telenor)は7月7日、首都ネピドーで「4Gサービス」を開始した。テレノールはミャンマーで1600万人以上の顧客を有し、市場37%のシェアを持つ同国で2番目に大きい情報通信企業で、全国に5800のアクセスタワーがある。
テレノールの最高経営責任者(COE)であるPetter Furberg氏によると、ネピドーで開始された4Gネットワークは徐々にエリアを広げ、他の都市でも開始される予定だという。
ミャンマーでは今年5月にカタールの情報通信企業であるオレドー(Ooredoo)が同国初となる4Gサービスを開始しており、それに続くアップグレードとなる。
スペクトル・オークションへの参加を心待ちに
テレノールのFurbergCEOは、「最新のサービスと技術を提供することで顧客のニーズを満たす新たな段階であり、ミャンマー通信セクターの急速な発展において重要なステップの1つである」(MOBILE WORLD LIVEより)
と述べ、今回のサービス開始がミャンマーの情報通信発展に意義深いものであったことを示した。また、データの爆発的な成長と需要の増加に伴い、ミャンマー全土に4Gサービスを拡張するためには特定の帯域にわたって信号を送信するための権利(ライセンス)がさらに必要となるため、同CEOは今年後半に政府が計画しているスペクトル(周波数)・オークションへの参加を楽しみにしていることを明らかにした。
ミャンマー政府は周波数2600MHz帯のオークションを計画しており、それに続いて1800MHz帯の販売も実施する予定だという。
尚、スペクトル・オークションとは、政府が特定の帯域の周波数を割り当てて販売するオークションシステムのことである。
外部リンク
Telenor Myanmar launches 4G in capital
http://www.mobileworldlive.com/
Telenor goes 4G in Nay Pyi Taw
http://www.mmtimes.com/
Telenor launches 4G services in Myanmar
http://www.telecompaper.com/
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