2016-07-11 21:00
社会
ミャンマーのラカイン州北部で洪水、避難者は1万人超え

400校で授業を停止
ミャンマー西部にあるラカイン州では北部を中心に今週初めから集中豪雨に見舞われ、洪水による避難者が日に日に増加している。非政府組織(NGO)のプラン・インターナショナル・ミャンマー(Plan International Myanmar)は7日、1万2,200人が豪雨により州内の41の学校へ避難し、400校で授業の停止を余儀なくされたと報告した。
8日時点のミャンマー情報省のウェブサイトによると、Minbya郡区で6,100人、Kyauktaw郡区で2,828人、Mrauk U郡区で2,527人、Ann郡区で 2,900人が洪水による影響を受けている。
これらの人々は学校をはじめ、高台にある家屋や僧院などに避難しているという。
農作物等への被害も懸念
ラカイン州地方政府の秘書であるTin Maung Swe氏は、「これらの地域は毎年7月に洪水の影響を受ける」(AAより)
と述べる一方、社会福祉や救済を担当する関係機関により飲料水や食料が避難者に提供されていることも明かした。一方、長期化することで人々のストレスが増すことが懸念され、飲料水や食料、避難場所の不足も心配される。
2015年にはラカイン州にサイクロンが上陸し、広範囲に及ぶ洪水が発生して大きな被害を受け、50人以上が死亡した。
また、今回の洪水によりエビ養殖場の保護柵が破壊されたという報告もあり、農作物などへの影響も懸念される。
一日も早く、避難者が自宅に戻れることを祈るばかりだ。
外部リンク
Thousands affected by floods in Myanmar’s Rakhine state
http://aa.com.tr/en/
Severe flooding hits Myanmar, over 6,000 affected
http://www.business-standard.com/
Over 20,000 people flooded out of their homes in Rakhine State
http://www.mmtimes.com/
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