2016-07-17 12:30
経済
米GE社がミャンマーの大型ガス火力発電所のタービンを受注

タービン2基と排熱回収装置を受注
世界最大の複合企業として知られる米国のゼネラル・エレクトリック社(General Electric Company:GE)は、シンガポールに拠点を構えるセムコープ社(Sembcorp Industries)がミャンマー政府より受注した発電プロジェクトでマンダレーに建設予定の大型ガス火力発電所向けに、ガスタービンなどを受注したことを発表した。この火力発電所は、2018年初期までに全国規模の送電網を通して電力が供給されることが期待されており、ミャンマーの経済成長推進にとって重要なプロジェクトとなっている。
今回GE社が受注したのは、高効率6F.03ガスタービン、蒸気タービン、およびガスタービンの排気により蒸気流を発生させるための熱回収蒸気発生器だ。
尚、セムコープ社は今年3月、ミャンマー電力公社と22年間にわたる電力供給を実施するための契約を締結している。
ミャンマーの発展をサポートするGE社
マンダレーに建設予定の大型火力発電所は国内最大級の発電所の1つとして、近代的かつ効率的な発電プラントとして同国の継続的な発展と繁栄をサポートするという。電力の供給が当たり前になっている日本などの国とは異なり、ミャンマーでは2014年時点で電力の供給を受けられる世帯は全国でわずか30%程度であった。
そのため同国は国家家電計画を打ち出し、2030年までに電力の供給を100%にすることを目指している。
GE社は米国の経済制裁緩和の際にミャンマーへ再進出した最初の企業の1つで、2012年に営業を再開し、2013年3月にヤンゴンに事務所を開設した。
その後は、同国の医療、エネルギーインフラ、航空ニーズを満たすために、能力強化・向上、人的資本とリーダーシップ研修、慈善事業の取り組みなどを通じてミャンマーの発展をサポートしている。
外部リンク
General Electric Company
http://www.ge.com/
Sembcorp Industries
http://www.sembcorp.com/en/
General Electric Companyのプレスリリース
http://www.genewsroom.com/press-releases/
関連する記事
-
2025-04-30 18:30
-
2025-04-26 16:30
-
2025-04-24 09:30
-
2025-04-19 09:30
-
2025-04-17 15:00