2016-07-16 12:00
社会
パスポート再発行の遅れで、マレーシアのミャンマー人労働者逮捕の可能性

大使館 パスポート虚偽申請に関する確認作業に追われる
マレーシアに拠点を置く無償葬儀サービス協会によると、マレーシアで働くミャンマーの季節労働者らは、在マレーシア・ミャンマー大使館がパスポートを詳細に調査している関係で、季節労働者のパスポート再発行が遅れ、パスポートの期限が切れるために逮捕される可能性があるという。同協会によると、逮捕者数は季節労働者全体の約15%に上るものと推測している。
マレーシア政府は、パスポートの期限が切れた季節労働者らを対象に、「6Ps」と呼ばれる一時的なパスポートを発行することとしている。この4年間で同大使館は約6万件の「6Ps」を発行した。
しかしながら、パスポート申請者の中には、申請書に虚偽の記載をしてパスポートを入手した者がいるとみられることから、大使館ではパスポートの確認作業に追われている。
そのため、季節労働者のパスポートが期限切れとなっても、パスポートの発行まで手が回らない状況となっている。
パスポートの延長申請できず、警察の取締りを恐れる状況に
マレーシア在住のミャンマー人労働者は、パスポートの延長を申請しようとしたものの、3か月以上待たされた上に、パスポートは延長されなかったという。また、警察の取締りを恐れ、どこにも出かけることができない状況だという。マレーシアに在住するミャンマーの季節労働者は少なくとも50万人とみられているが、その多くは、法的に保護されていない状況にある。
外部リンク
Myanmar Times
http://www.mmtimes.com/index.php/national-news
Free Malaysia Today
http://www.freemalaysiatoday.com/category/
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