2016-07-14 09:00
社会
国勢調査、信仰・宗教に関するデータを今月中に公表

新政権への移行で発表遅延 宗教勢力が明らかに
2014年、ミャンマーで行われた国勢調査のうち、未発表項目であった信仰・宗教に関する調査結果が近日中に発表される。労働・入国管理人口統計省によれば、今年初めにも発表される予定だった。政権が変わる前に発表の準備はできていたというが、新政権への移行などを理由に延期されていた。
信仰・宗教に関する調査結果によって仏教徒とイスラム教徒の人口がわかり、両宗教の勢力が明らかになる。これは非常にデリケートな問題であり、今まで慎重な対応がとられていた。新政府は7日に発足100日を迎え、宗教に関するデータを公表することが決まった。
少数民族・部族に関するデータについても議論
現在の総人口は約5100万人とされているが、少数民族、部族の内訳データについても問題視されている。前回、国勢調査が実施された1983年時点では、イスラム教徒の人口は全体の4%であった。しかし、2014年、国際的な調査機関はイスラム教勢力は10%を越えていると報告している。
今回の調査でラカイン州のイスラム系少数民族であるロヒンギャ族がカウントされていない問題も未解決だ。
民族の下にある部族グループの数やその分類については、民族の指導者を交えて今後5、6ヶ月を要して議論が行われる予定だ。
外部リンク
Myanmar Times
http://www.mmtimes.com/
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