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2016-06-25 06:00
プレスリリース/コラム
国土交通省がミャンマーで農産品の物流近代化実証を実施

農産品の品質保持・付加価値向上を実証
国土交通省は22日、今年度の物流パイロット事業として、「ミャンマーにおける農産品に係る物流近代化に関する実証事業」を実施すると発表した。同事業の実証実験を6月から7月に実施する予定。
ミャンマー農産品・物流の現状と課題
ミャンマーでは、農産品の選別をしないまま出荷するため、品質が不安定である。また、出荷前処理をしないため、販売段階で黒い斑点(炭そ病)が発生してしまうなど廃棄率が高い。物流面でも、電力、道路などの物流インフラが未整備な上、トラックへの直接積載や、木箱の使用など、物流手法が未発達で荷痛みも激しい。
実証実験で質の高い物流システム展開を期待
今回の実証実験では、マンダレー集荷場にて、マンゴーの出荷前に「選果機」を用いた選別で品質を安定化させるほか、出荷前処理をして、農産品に高付加価値化を行う。輸送においては、野菜(キャベツ、トマト等)の輸送に、「防振パレット」や、通気性に優れた「折りたたみコンテナ」、「鮮度保持剤」などの物流機器を導入し、輸送段階での廃棄率を下げ、品質保持を促進させる。
実際に物流機器を用いて、野菜をシャン高原からヤンゴン、ヤンゴンからバンコク(タイへのクロスボーダー輸送)へ輸送し、輸送時の衝撃等の調査や、クロスボーダー輸送時の問題点の把握、また、品質が保持されているかを確認する。
国土交通省は、同事業の実施を通じ、効果や課題等を具体的に調査・分析し、質の高い物流システムの形成・促進を図るとしている。
外部リンク
国土交通省 プレスリリース
http://www.mlit.go.jp/common/001135560.pdf
国土交通省
http://www.mlit.go.jp/index.html
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