2016-06-13 19:00
経済
DHLがミャンマー最大のロジスティックス施設をオープン

今後10年間で増大する出荷量を処理できる施設
世界有数の国際エクスプレスサービスを提供するDHLは、2016年に8.5%の経済成長が予想されるミャンマーでの業務を拡大。同国で最大となるロジスティックス施設をオープンした。新施設はヤンゴン空港近くに位置し、高速な配送を確保。5万平方フィートの土地に3万2500平方フィートの広さを有する建物を構え、ミャンマーの輸入や国内需要をサポートする。
DHLはミャンマーで成長分野とされるインフラ、石油・ガス、衣料産業などの物流ニーズ増加にともない、今後10年間でさらに膨れ上がることが予想される大規模な出荷量を処理できる施設を設計したという。
新施設には4つのサービスポイント、3つのサービスセンターを置き、30以上の配送車を準備している。
尚、DHLはミャンマーで30年以上の実績を持つ。
作業の迅速かと高セキュリティを実現
新施設はサービス向上と作業の迅速化を図るための主要な機能が組み込まれ、ベルトコンベアーは全長85mにも及ぶ。荷物はベルトコンベアーから直接配送車に積み込まれ、スピーディーな流れとなっている。また、出荷プロセスの完全な把握と高いセキュリティも同サービスセンターの重要な要素となっており、荷物はX線装置によって連続的に監視され、さらに30以上のCCTVカメラが施設全体に配置されているという。
ミャンマーでは経済改革が進められ、外国からの投資も増加。さらに、インドと中国の中間点という地理的優位性もあり、物流事業の潜在的な可能性は計り知れない。
DHLはこの機会を逃すことなく、事業拡大に乗り出したといえるのではないだろうか。
外部リンク
DHL launches largest express facility in Myanmar
http://mizzima.com/
DHL sets up largest express facility in Myanmar
http://www.fibre2fashion.com/
New Myanmar logistics hub to meet garment sector needs
http://www.just-style.com/
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