2016-06-13 19:00

お知らせ/イベント

タイ国境 ウンピアム難民キャンプで「サッカーフェスティバル」開催

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
「世界難民の日」に、難民キャンプの子どもたちに元Jリーガーがサッカーを指導
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会は8日、世界難民の日である6月20日(月)にタイ国境ウンピアム難民キャンプで、サッカーフェスティバルを開催すると発表した。

在タイ日本大使館、公益社団法人日本プロサッカーリーグ、国際交流基金バンコク日本文化センターが後援する。

イベントでは、元Jリーガーでバンコク在住の本田慎之介氏が、難民キャンプの子どもたちへサッカー教室を行う。

サッカー交流を通じて難民キャンプの人々を励まして人の価値を尊重する精神を育むと同時に、本田氏によるサッカーに関した絵本の読み聞かせを通じて、子どもたちに夢を持つことや読書の大切さを伝えたいとしている。

タイ国境にあるウンピアム難民キャンプとは
ミャンマー国内の少数民族による反政府勢力とミャンマー軍事政権とによる対立により、1975年以降、戦闘や人権侵害を逃れて人々がタイ側へ流出。現在、タイ政府に正式に認められたミャンマー難民キャンプは9ヶ所あり、約10万4000人が生活しているとされる。

今回のイベントが開催される、ウンピアム難民キャンプはそのうちのひとつで12,250人が暮らす。1984年の難民キャンプ設立から32年が経ち、近年のミャンマー政治情勢変革で難民帰還の兆しは見えるが、未だ多くの難民が将来への不安を抱えている。

シャンティ国際ボランティア会の現地での活動
1981年にタイのカンボジア難民キャンプで、子どもたちへの絵本提供から活動を開始したシャンティ国際ボランティア会は、現在、カンボジア、ラオス、タイ国内のミャンマー難民キャンプ、アフガニスタン、ミャンマーに活動拠点を置き、図書館活動を中心とした教育・文化の支援活動や災害救援活動に取り組んでいる。

2000年からはタイ国内にある7ヶ所のミャンマー難民キャンプで図書館活動、絵本出版などの教育・文化支援の活動を実施している。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会 ニュースリリース
http://sva.or.jp/wp/?news=18759

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