2016-06-08 05:00
社会
【ユニセフ】ソーラーポンプでミャンマーの家庭に安全な水を供給

地方政府と協力
ユニセフは2014年よりソーラーパワーによるポンプで地下水を汲み上げるシステムを構築するため、ミャンマーの地方政府と協力。安全な水を地域の家族に供給するため奮闘している。ミャンマーでは国のほとんどの地域で降雨を観測するが、北西に位置するマグウェ地方域では、気候変動の影響により定期的に干ばつとなる。
そのため、安全な水を手に入れるのが困難となり、水を求めて遠く離れた場所まで出向かなければならない。
ユニセフは地方政府とともに、このように干ばつで苦しむ村に太陽光発電、いわゆるソーラー発電による水ポンプを購入するための支援を実施している。
“幸せ”を運ぶ水道水
同地域にあるモンタウ村では、このソーラーポンプ式のシステムを導入。地下より汲み上げられた水は1日の供給を確保するため大規模なタンクに貯蔵され、配管システムを通って各家庭に配給される。村に設置された衛生委員会は、各家庭より月平均1米ドルの手数料を徴収するが、村人たちはこれまでの困難に比べれば、この手数料は手頃な価格であり満足しているという。
ユニセフミャンマーでは2015年から2016年にかけて、全国で新たに15のシステム支援を行っており、この期間に安全な水を2万人に供給することを目標としている。
ミャンマー政府は2030年までに、水道水の普及を人口の70%まで引き上げることを目標としているが、現状はわずか8%にとどまっているという。
我々日本人からすれば水道水は当然のものであるが、多くのミャンマー人にとっては“幸せ”を感じるものの1つなのではないだろうか。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
unicef
http://www.unicef.org/
unicef newsline
http://www.unicef.org/myanmar
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