2017-11-01 05:00
社会
子どもの栄養不良の現状を報告 ミャンマーから膨れ上がる難民の数

ロヒンギャ族難民の子どもの栄養状態を調査 実態の把握を
世界中の子どもたちの命と、健康を守るために活動する、公益財団法人日本ユニセフ協会(以下、ユニセフ)が、ロヒンギャ族難民の子どもの栄養状態を調査していると、30日のプレスリリースで発表した。ユニセフは、16日から18日にかけて、ロヒンギャ族の難民が国境付近で立ち往生した340人の子どもたちを対象に、栄養状態を検査した。そのうち33人が重度の急性栄養不良であり、国境なき医師団が運営する診療所においても、重度の急性栄養不良である子どもが14人確認された。
子どもたちの栄養に関する実態を明確に把握するために、ユニセフが調査データを収集しており、11月には全てがそろう見込み。
すでに緊急事態を超えた状態に 感染性下痢症などの危機も迫る
8月25日から10月25日にかけて、ユニセフとパートナー団体が協力し、5万9,604人の子どもの栄養状態を検査。重度の急性栄養不良が1,970人、中度の急性栄養不良が6,791人にも上り、緊急事態を示す値は既に大きく超えている。また、コレラの予防接種キャンペーンによって、65万人以上に予防接種が実施されたものの、難民の間で、はしかの発症が報告されたことに加え、感染性下痢症や赤痢の危険性も迫っている。これらを受けユニセフは、栄養治療食や安全な水、衛生環境、そして医療の提供をするための支援を継続して行っていくとしている。
(画像はプレスリリースより)
(C)UNICEF_UN0139579_LeMoyne
外部リンク
公益財団法人日本ユニセフ協会のプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/
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