2017-10-09 19:00
文化
ミャンマー全土で満月の祭り「ダディンジュ」開催

釈迦の足元を灯す炎
ミャンマー全土で10月4日から6日にかけ、伝統的な仏教行事である満月の祭り「ダディンジュ(Thadingyut)」が開催された。ダディンジュは、雨安居(うあんご)が明ける10月の満月の日「アビダマー日」に行われ、パゴダはもちろん、仏前や家の門にも火を灯す。
雨安居とは、4月あるいは5月から3ヶ月ほど続く雨季の間に、寺院や住居にとどまり修業することである。
また、「アビダマー日」の原点は、釈迦が黄泉の国で天神様達に説教を伝えた後に天から舞い戻ってきた日だという。
火を灯すのは、釈迦が天から舞い戻る際に地上がよく見えるようにするものである。
それぞれのスタイルで祝う人々
「ダディンジュ」の祭典はミャンマー全土で開催され、首都ネピドーのウッパタサンティ・パゴダ(Uppatasanti Pagoda)には多くの人々が訪れ、LeweやTatkonの町にあるパゴダや家は、様々な色の照明で飾られたという。また、ネピドーの地元の人々は、公園や動物園、サファリパーク、温泉などでリラックスした時間を過ごした。
マンダレー地域の有名なパゴダでも、花、果物、水、金箔などを供える人々で混雑し、夕方になるとマンダレー市の様々な建物が多色の照明で彩られたという。
「ダディンジュ」はミャンマーの伝統的な習慣で、普段お世話になっている人に感謝の意を込めて贈り物をする日でもある。また、連休となることから、帰省する人も多く、家族との時間を過ごすときでもあるという。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/
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