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2017-09-28 20:00

社会

UNHCR、ミャンマーのロヒンギャ族への支援増加を求める

ロヒンギャ族
物理的・精神的に深い傷 避難所にたどり着くも苦境が続く
8月25日にミャンマー当局と、ロヒンギャ武装勢力が衝突して以降、ロヒンギャ族がバングラデシュに難民として大流入し、今までに436,000人もの数に上っている。国際連合難民高等弁務官事務所(以下、UNHCR)が、難民の数が今後も増加し、現場の状況も悪化すると予想しており、26日のプレスリリースで、各方面からの支援増加を求めた。

支援活動を行う団体や機関などが、全力を尽くしているものの、それを上回る数の難民がミャンマーから押し寄せるため、状況を安定化させるに至っていない。物理的・精神的に深い傷を負っており、避難所を見つけた今でも大きな苦境にさらされている。

パートナー団体と継続して支援物資などを供給 人口が倍増
UNHCRは、保護者とはぐれた子ども、女性、高齢者など、弱い立場の人々を優先に、仮設シェルターや食事、水、医療ケアなどを提供している。

バングラデシュ当局の要請により、UNHCRとパートナー団体は、クトゥパロン及びナヤパラの難民キャンプでの、救命救援活動を拡大。しかし、難民の大流入によって、人口が倍増していることで、今まで以上に、飲料水や圧力管井戸、トイレなどが必要になっている。

フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官は、この問題の解決に向けてバングラデシュ当局と話し合いの場所を設けたが、支援増加を求め、迅速かつ効率的に、難民へ支援を届けることが、今注力すべきことだと認識を一致させている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

UNHCR プレスリリース
http://www.unhcr.org/

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