2017-09-19 18:00
経済
世界銀行グループ、ラカイン州への緊急支援を表明

国際的コミュニティとともに、ミャンマーに住むすべての人に継続的な支援を
9月14日、世界銀行グループがラカイン州の状況に対する同行の方針を発表した。声明では、世界銀行グループは、安全状況が極めて悪化しているラカイン州へ、早急に人道支援を行うとしている。
事態はラカイン州の暴力事件からはじまり、国内紛争、大量の難民問題へと発展。もはやミャンマーだけの問題ではなくなってしまった。世界銀行グループはこの「深刻な問題」を解決し、ミャンマーに住むすべての人々を救済するため、国際的なコミュニティとともに緊急的な支援を実施する。
同行は、貧困の解消を目的とする組織として、どのような人も排除せず、継続的な開発をすることが不可欠だとしている。
ミャンマーの状況把握し、ラカイン州のニーズに応える準備
世界銀行グループは、すべての人々に経済的発展の機会を与え、各々が持つ、すべての可能性を実現する機会を与えることを表明した。同行は、
支援を実施するため、ミャンマーの現状を把握し、利用できる資源を分配する用意がある。また、ラカイン州のニーズに応えるため、緊急的な作業をするための準備もできている。(プレスリリースより)
と表明している。
世界銀行グループは、これまでにミャンマーへ20億ドル以上の資金援助を行っている。しかし、貧困や差別は解消していない。世界銀行グループがミャンマー政府を肯定し、イスラム系少数民族への暴力を批難しないことに対し、批判の声も上がっていた。
(画像は世界銀行ウェブサイトより)
外部リンク
世界銀行・プレスリリース
http://www.worldbank.org/
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