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2017-09-18 20:00

社会

アルカイダ、ロヒンギャ迫害のミャンマーに「罰」を警告

アルカイダ
全世界のイスラム教徒に“軍事的支援”を呼びかけ
2001年9月11日にアメリカ同時多発テロ事件を首謀したとされているイスラム教スンニ派過激組織「アルカイダ」はロヒンギャ迫害に関し、ミャンマーがこれらの犯罪の「罰」に直面することになると警告した。

過激派組織のサイトを追跡している団体SITE (Search for International Terrorist Entities)の監視団によると、アルカイダは声明で
「イスラム教徒の兄弟たちが受けた野蛮な扱いは、罰なしには成立しない」
と述べた上で、
「ミャンマー政府は、イスラム教徒の兄弟たちが味わったことを味わうことになるだろう」(The Irrawaddyより)
と付け加えている。

また、アルカイダは、全世界のイスラム教徒に対し、イスラム系少数民族ロヒンギャに武器や“軍事的支援”をするよう呼びかけた。

ミャンマーでは、8月下旬に発生したロヒンギャ武装勢力による複数の警察署襲撃以来、治安部隊による掃討作戦により、約40万人のロヒンギャが国境を越えてバングラデシュに逃げている。

国際社会からも非難
国連はロヒンギャ迫害に関する調査結果として、「民族浄化の教科書の一例のようだ」として、人道的な対処を要請。

また、仏教指導者ダライ・ラマも、「仏陀の教えを思い出して」と訴えている。

さらに、多くのロヒンギャが逃げ込んでいるバングラデシュのMahmood Ali外相もミャンマー政府に対し、ロヒンギャ民族の浄化を非難。

同氏は、非公式ではあるものの、治安部隊の攻撃により死亡したロヒンギャは、3,000人近くだと明らかにした。

オーストラリアのセキュリティ専門家は、アルカイダの呼びかけは武装していないロヒンギャに兵器が流れる可能性があるとして、警告している。

(画像はABCより)


外部リンク

Myanmar Rohingya crisis: Al Qaeda warns crimes against 'Muslim brothers' will be avenged
http://www.abc.net.au/

Al Qaeda Warns Myanmar of ‘Punishment’
https://www.irrawaddy.com/

Al Qaeda urges ‘punishment’ for Myanmar over Rohingyas’ fate
https://www.canindia.com/

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