2017-09-11 09:30
社会
ロヒンギャ族およそ270,000人が越境 国連「異常な数」

国連難民機関の予想を上回る 難民キャンプは既に満員
8月25日にミャンマー西部のラカイン州で、ロヒンギャ族の武装勢力が、警察や軍を襲撃した事件から、多くのロヒンギャ族が迫害を受け、バングラデシュへ越境している。国連は8日、その数がおよそ270,000人という、「異常な数」に上っていると発表したと、同日よりメディアが報じている。国連難民機関のスポークスパーソンであるビビアン・タン氏が、同機関の当初の予想である難民数164,000人を大きく上回る、およそ270,000人になっているとした。国境付近に設けられている難民キャンプは、既に満員となっており、非常に切迫した状況であることも明らかにされている。
ミャンマー国内では1,000以上が死亡 1日に300艘のボートも
国際移住機関(IOM)によれば、バングラデシュ南東部のコックスバザールには、6日だけで300艘ものボートがミャンマーから逃れてきたとしており、その数は更に増えるとみられている。国連は、ミャンマー国内で1,000人以上が死亡、そのほとんどがロヒンギャ族だとメディアに話している。また、難民のために800万ドルを拠出し、緊急援助などを行っているが、更なる国際的な支援を呼びかけている。
(画像はAl Jazeeraより)
外部リンク
Al Jazeera
http://www.aljazeera.com/
MPR News
https://www.mprnews.org/
CNN
http://edition.cnn.com/
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