2017-09-01 18:00
政治
ラカイン州のテロ、被害地域の救援状況は?

被害者は学校や修道院へ避難
ラカイン州で発生した暴力行為に対し、ミャンマー社会保健省のDr Win Myat Aye大臣と、ラカイン州のU Nyi Pu地方首相が、ニュースエージェンシーのインタビューに答えた。今回の襲撃事件はアラカン・ロヒンギャ救世軍(ARSA)と名乗る過激派によるものだ。政府はこれをテロリストと指定し、最大の力をもって抑制すると表明している。
テロリストによって、多くの住居や道路、橋が破壊された。軍人、民間人問わず多数の死傷者が出ている。インタビューでは、被害に遭った地域の救援について状況説明があった。
社会保健省大臣によれば、被害地域の人々は1か所に避難している。しかし、該当地域の道路や橋には地雷が埋められており、食糧や医療器具の輸送が困難な状態だ。
政府と州の協力体制は良好 破壊された道路整備や人員補給が急務
大臣は事件の翌日8月27日、ヘリコプターで現地に向かった。その時点では6人が総合病院で治療を受けていることが確認できた。他に被害者約250人が修道院に、2400人以上が学校に避難した。襲撃を受けた村では、それぞれに数百名の被害者が避難所に身を寄せている。ラカイン州首相は、救援に対する政府との協力体制は良好で、支援は迅速に行われていると述べている。政府とラカイン州は、被害状況を把握するとともに、破壊された道路などの整備や国境警備の強化、人員補充など、救援を行うための環境を整えている。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/30/08/2017/id-11392
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