2017-09-06 04:45
社会
ミャンマーのロヒンギャ族、10日間でおよそ90,000人が越境

8月25日の事件から急激に増加 迫害から逃れる
ミャンマー西部ラカイン州で8月25日、少数派イスラム教徒であるロヒンギャ族の武装勢力が、警察や軍を襲撃した事件で、ロヒンギャ族への迫害が起きており、今までにおよそ90,000人が越境していることが分かったと9月4日、各メディアが報じた。事件直後ミャンマー軍によって、ラカイン州にある村の焼き払いなどが行われたとされており、多くの人が危険から逃れるために越境。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)などによれば、子どもや女性、高齢者が多く押し寄せており、中には妊娠している女性もいるとされている。
多くの非難がミャンマーに マララ・ユスフザイ氏も声を上げる
この迫害に対して、世界から非難の声が挙がっている。2014年のノーベル平和賞を最年少で受賞した、マララ・ユスフザイ氏は、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問に対し、ロヒンギャ族に対する迫害を非難するように求めている。また、多くのイスラム教徒を抱えるインドネシアでは、ジャカルタにあるミャンマーの大使館前で、ロヒンギャ族の迫害に対する抗議集会が相次いだ。これを受けて、インドネシア外相が、アウン・サン・スー・チー国家顧問と会談するに至っている。
(画像はeuronewsより)
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