2017-08-05 20:00
社会
マンダレーのタウンビョン精霊祭、豚インフルエンザで延期

毎年8月開催の精霊信仰の祭りに数千人 感染拡大を防ぐ
マンダレー近郊で毎年開催される大規模な祭りである「Taungbyone Nat Festival(タウンビョン精霊祭)」が、豚インフルエンザの流行を受けて延期することになった。ナッ(精霊)を信仰するタウンビョン精霊祭は、毎年8月、マンダレーから北へ20キロほどのタウンビョン村で行われる。今年は7月31日から8月7日までの予定となっていた。
しかし、7月30日、マンダレー当局は豚インフルエンザの流行を理由に正式に延期することを発表した。
精霊祭は、LGBTグループの非公式集会としても知られている。開催中はナッ信仰者の他にも数千人の人々が現地を訪れる。
マンダレー地域首相のU Zaw Myint Maung氏は、
祭りには大勢の人が訪れ大変混雑するので、ウイルスは簡単に拡散するだろう。したがって、感染症が落ち着くまで祭りは延期することに決めた。(The Irrawaddyより)
と語っている。
地元店舗に打撃 霊媒師は祭りを決行
延期の知らせを受けて、現地のレストランや店舗からは不満の声が上がっている。イベント出店費をすでに払っているという店舗オーナーもいるが、信者など訪問者からの利益が期待できないと心配している。一方、祭りを行う霊媒師は、
祭りはどんなことがあっても毎年開催する。信者がいなくてもここに留まり、祈りの儀式を行う。(The Irrawaddyより)
と語っている。
(画像はIrrawaddyより)
外部リンク
Irrawaddy
https://www.irrawaddy.com/
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