2017-08-11 20:00
政治
【ミャンマー】第29回「8888民主化運動」記念式典開催

29年前のデモで死亡した人々のために黙とう
1988年にビルマ(現ミャンマー)で開始された民主化運動を記念し、8月8日に全国の町で記念式典が行われた。ヤンゴンのマハバンドゥーラ公園(Paha Bandoola Park)でも記念式典が行われ、29年前のデモで死亡した人々のために、8分間の黙とうが捧げられたという。
同式典の主催者は、8月8日を「ミャンマー民主主義の日」に指定するよう要求している。
「8888民主化運動」とは、1988年に行われた学生主導の民主化運動の総称で、8月8日にビルマ全土で行われた大規模なデモがその象徴とされている。
全ビルマ学生連盟が一党独裁の打破を求め、同日に全国的な大規模デモを呼びかけ、政府職員・仏僧・軍人・税関吏・教師・病院職員、市民らが合流。軍部は無差別発砲を行い、同デモは流血を伴って鎮圧された。
全国各地で記念式典
ヤンゴンの僧院では、「8888民主化運動」の歴史を振り返る写真展が開催された。「8888民主化運動」の中心にいたミン・コ・ナイン(Min Ko Naing)氏は、
「ミャンマーはまだ民主化されていない。この記念式典は、我々が過去に持っていた精神、団結、見識を守りつつ、目標に向かって進んでいくことを意味する」(プレスリリースより)
と述べている。このような記念式典は全国で行われ、ヤンゴンのティンガンジュン郡区では、「8888民主化運動」の際に録画された歴史的なビデオが公開された。
また、当時の写真や新聞をはじめ、ヘッドバンド、旗、アームバンドなど、当時使用された物も展示されたという。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/
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