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2017-07-20 20:00

社会

WFP ロヒンギャの幼児約8万人が栄養失調に直面すると示唆

WFP
昨年10月の武力衝突で、食糧事情が大幅に悪化
国連世界食糧計画(以下、WFP)は7月17日、ミャンマー西部・ラカイン州に居住する少数民族ロヒンギャについて、今後1年間に、5歳未満の幼児ら約8万人が急性栄養失調となる可能性を示唆した。海外のメディアが報じた。

その理由としては、現在、2歳未満の幼児が必要最低限の栄養分すら摂取できていないことがあげられる。

同州においては昨年10月、ミャンマー軍とロヒンギャとの間で武力衝突が発生したこともあり、同州の食糧事情は大幅に悪化した。

同州では、タンパク源として干した魚を食する習慣があるが、それらの供給も不足し、価格は不安定な状況だという。WFPは、同州の状況について「荒廃している」と論じた。

約22万5000人のロヒンギャ 飢餓に直面
また、これまでに約7万5000人のロヒンギャらがバングラデシュへ避難したとみられるが、避難せずに同州に残ったロヒンギャのうち、約22万5000人が飢餓に直面しているという。

WFPは、食糧不足が原因で体重が減少した場合、免疫系の機能が低下しかねないとの懸念を示していることから、WFPは、同州における人道支援が必要との見解を示した。

(画像はbdnews24.comより)


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