ミャンマーニュース

複数の報道によると、先月、アンダマン海でミャンマー軍用機が墜落した事故で、調査グループは事故原因を「悪天候」と結論づけたという。

ミャンマー南部沿岸の町からヤンゴンへ向けた国軍の定期便は6月7日、兵士や家族を含む122名を乗せたまま行方不明となった。

その後、大規模な捜索活動がアンダマン海で行われ、少なくとも83人の遺体を発見したが、生存者は見つからなかった。

18日には「ブラックボックス」が回収され、ミャンマー国軍、オーストラリアの空軍専門家、民間人などによる調査グループが、フライトレコーダーとボイスレコーダーを分析。

専門家の分析の結果、同軍用機は視界が悪い嵐雲（雨や嵐の前兆となる重く暗い雲）に入り、コントロールを失ったという。

また、国営メディアは、と述べている。

墜落した軍用機が中国産Y8-8F輸送機ということもあり、調査グループはデータにアクセスするため、中国・西安にある中国国家航空技術輸出入公社（China National Aero-Technology Import＆Export Corporation）を訪れたという。

その結果、捜査グループはブラックボックスの分析を含め、墜落は「妨害、爆発、エンジンの故障ではない」と判断している。

一方、事故発生当時、モンスーンの時期ではあったものの、悪天候という報告はなかったという。

通常、気象レーダーにより嵐雲を避けることは可能なため、パイロットがなぜこのような雲に突入してしまったかは不明である。

近年、ミャンマーでは飛行機事故が多発しており、国軍最高司令官ミン・アウン・フライン（Min Aung Hlaing）氏によると、今回の事故は「ミャンマー国軍の歴史の中で最悪」だったという。

（画像はBBCより）

外部リンク

Myanmar plane: Bad weather blamed for Andaman Sea crash
http://www.bbc.com/

Bad Weather Brought Down Myanmar Army Plane, say Investigators
https://www.irrawaddy.com/

Myanmar military blames deadly plane crash on bad weather
http://www.mmtimes.com/