2017-07-15 13:15
社会
ミャンマー最大の都市ヤンゴン、新都市計画で10年後にメガシティへ

新都市計画の実現を支援するグループ企業を設立
ヤンゴン地方域の電気・産業・道路・通信大臣であるNilar Kyaw氏は7月10日、ヤンゴン地方域議会でヤンゴン新都市計画が世界銀行(World Bank)、国際通貨基金(IMF:International Monetary Fund)、国際金融公社(IFC:International Finance Corporation)、外資系企業からの協力を得て行われることを明らかにした。新都市は同地方域のトゥワンテ(Twante )・チミンダイン(Kyimyindine)・セイッチ・カナウント(Seikkyi Kanaungto)のエリアに建設される予定で、敷地面積は120平方キロメートル(3万エーカー)だという。
また、新都市計画の実現を支援するため、新ヤンゴン開発会社(New Yangon Development Corporation)と呼ばれるグループが設立され、ヤンゴン地方域政府がプロジェクトの管理全般を行う。
人口1,000万人に対応する新都市計画
ヤンゴン地方域政府は、ヤンゴンが今後10年間でメガシティに発展すると見込んでおり、新都市計画には人口増加の解決策として、地方域の境界エリアにさらに200万人が生活できる場所を提供するという。ヤンゴンの人口密度は、1973年に1平方キロメートルあたり310人、1983年に387人であったが、2014年には716人に増加し、今後10年で人口が1,000万人に達すると推定されている。
新都市では独自の発電を計画しており、官民パートナーシップ (PPP:Public Private Partnership)システムで建設される予定で、給水設備もPPPシステムで実施されるという。
Kyaw大臣は、
「新都市プロジェクトは、失業、清潔な水の供給、電化、道路渋滞、不動産価格の上昇など、ヤンゴンが現在直面している不法問題の解決策を提供することになるだろう」(プレスリリースより)
と述べている。(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/
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