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2013-05-16 08:00
その他
ミャンマービール産業、発展期へ向かう

清涼飲料より低いビール消費量、じわじわと成長
ミャンマーではノンアルコール清涼飲料がドリンク市場の大部分を占め、消費量の低いビールはまだ影の薄い存在だ。しかし、その状況がじわじわと変化し始めている。3月からヤンゴンにオフィスを構えているコンシューマーコンサルタントグループ、TNSインドネシア社長は、
ミャンマーにおけるビール産業は、他の清涼飲料に比べてまだまだ存在感が薄い。(MIZZIMA 5月9日の記事より)
と現況を分析している。
しかし5月7日、ヤンゴンのパークロイヤルホテルで行われたミャンマー・コンシューマー・サミットで Myanmar Brewery のCEOはこう語った。
ミャンマーにおけるビールやハードリキュール産業は大きな発展期を迎えている。市場は毎年順調に成長している。(MIZZIMA 同日記事より)
民主化による社会の変化はドリンクの消費動向にも影響を見せているようだ。
カールスバーグも進出、競争激化が予想される
ミャンマーのビール醸造所は現在4社。圧倒的なシェアを占めるのは Myanmar Brewery Ltd(83%)、Dagon Beverages Co(13%)、1859年創業の老舗 Mandalay Beer(4%)、そして、今年2月から、Myanmar Golden Star とパートナーシップ契約を交わしたデンマークの Carlsberg Co Ltd が新しく加わった。Carlsberg アジア地域の社長は、
昨今のミャンマーの政治情勢の変化に大きな可能性を感じている。著しい経済の発展が期待される今、ミャンマーに進出するには絶妙なタイミングだと信じている。ビール産業は経済と共に、飛躍的に成長するだろう。(MIZZIMA 同日記事より)
と予想している。
この他、タイの Beer Chang International Ltd 他2社が、ミャンマーでの開業を控えているということだ。
今後、競争が激しくなることが予想されるビール産業には、市場拡大のための大規模な投資が必須となるだろう。
外部リンク
MIZZIMA
http://www.mizzima.com/
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