2017-06-08 20:00
社会
エーヤワディー地方でネズミが大量発生

数千匹が森林地域へ 疾病と自然災害を懸念
ミャンマー南西部、エーヤワディー地方のNga Pu Tawタウンシップに大量のネズミが発生し、住民を困らせている。Zee Chai村の住民によると、ネズミが見つかったのは海岸近くの建物内で、およそ800匹が死亡した状態だった。残る数千のネズミは森林地域に逃げ込んだとみられる。
地元では、ネズミを原因とする疾病の流行を懸念する声が上がっている。一方で、住民はネズミが自然災害を予測すると信じており、洪水や地震を心配する声もある。
大雨が原因か 当局が駆除対策
ミャンマーでのネズミ被害はめずらしいことではない。チン州では、50年に1度だけ収穫できる、竹の果実を栽培する地域にネズミの群れが襲い、大きな被害があった。ネズミが人々の果実を食するようなり、2008年には、何百人もの村人が死亡したことが伝えられている。1950年にはペストにより1万5000人が死亡している。
今回の大量発生は、エーヤワディー地方での大雨も原因のひとつとみられている。Zee Chai村の地元当局は、対策として住民におよそ4セントの負担を求め、駆除キットを使って対応。既に4000匹が駆除されたという。検査によると、ネズミの病気はまだ見つかっていない。
(画像はBBC Newsより)
外部リンク
BBC News
http://www.bbc.com/news/world-asia-40177249
Xinhuanet
http://news.xinhuanet.com/
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