2017-06-19 20:00
社会
シンガポール赤十字、サイクロン「モラ」の被災者を支援

現地支援に向け、スタッフが待機
シンガポール赤十字社(Singapore Red Cross:SRC)は、サイクロン「モラ(Mora)」の被害にあったミャンマーとバングラデシュに対し、合計10万ドルの救援物資を提供したことを発表した。また、SRCの災害対応担当者らは、現地での支援に向けて待機しているという。
熱帯低気圧サイクロン「モラ」はベンガル湾で発達し、5月下旬に上陸。ミャンマーとバングラデシュは、暴風雨や土砂崩れにより大きな被害を受けた。
SRCはミャンマー赤十字社へ5万ドルを提供。ミャンマー赤十字は、被災者のためにシート類や学校が再開されたときに必要となる用具一式を購入するという。
災害時に熟練した職員やボランティアを派遣
SRCの事務局長兼CEOのベンジャミン・ウィリアム(Benjamin William)氏は、「長期におよぶ雨期は、多くの家族が家から離れることを余儀なくされ、孤立した人や行方不明者、あるいは死者の数が増えることが予想される。私たちは状況を監視し、他にどのように支援を提供できるか思案している」(プレスリリースより)
と述べ、引き続き監視作業を続けていくことを明らかにしている。SRCは1949年に英国赤十字社の支部として設立され、1965年に英国から独立した際、シンガポール赤十字社となった。
困苦の軽減や命と尊厳を守ることを活動目標にし、災害時には救急の熟練した職員やボランティアを派遣。また、政府当局の補助的役割も担っている。
SRCは現在のところ、公的な資金調達を行っていないが、営業時間内であればサイクロン「モラ」の被害者らに寄付を行うことができるという。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
シンガポール赤十字社のプレスリリース
https://www.redcross.sg/
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