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2017-05-26 06:00

経済

ミャンマー国有鉄道、ヤンゴンの通勤路線整備事業を継続

ミャンマー国有鉄道
列車の高速化を目指す
ミャンマー国有鉄道(Myanma Railways)の上級エンジニアによると、現在、ヤンゴン(Yangon)の通勤路線整備事業はローガ(Hlawga)まで完成し、残りの路線も継続していくという。

通勤路線整備事業は列車の高速化を目的としており、現在25kmで走行している列車の時速を60kmにまで上げる予定だ。

整備事業終了後は、これまでヤンゴン市内を2時間50分かけて一周する環状線が50分に短縮され、利便性が上がるという。

同整備事業は、踏切、路線、歩道橋およびその他の必要な箇所で継続され、路線の溶接作業、交換作業、6つの駅舎整備はローガまで完成している。

また、同整備事業は2017年度に開始され、2020年度までに全て完成する予定だ。

通勤路線整備事業は日本からのODA融資
この整備事業は総額2億700万米ドルで、日本からのODA(政府開発援助)融資とミャンマー政府からの予算で賄われているという。

日本政府は2012年4月に対ミャンマー経済協力方針で、持続的経済成長に必要なインフラや制度の整備などを支援の重点分野の1つとしている。

同整備事業による幹線鉄道路線の施設や設備の改修、近代化、高速化は、日本政府の方針と合致するものといえるだろう。

なお、日本政府は、包括的な鉄道システム導入のため、技術協力もする。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/

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