2017-06-03 11:00
社会
サイクロン「Mora」、難民キャンプに大きなダメージ

バングラデシュのロヒンギャキャンプ、1万棟が破壊
ミャンマーとバングラデシュの国境地域を襲ったサイクロン「Mora」は、ロヒンギャ難民のキャンプにも大きな被害を及ぼした。ミャンマーとの国境に近いバングラデシュのロヒンギャ難民キャンプが、サイクロンによって破壊された。
キャンプには竹やプラスチックでつくられた仮設住居が、およそ1万棟立ち並んでいたが、今回のサイクロンでそのほとんどがつぶされたという。
およそ35万人が避難 屋根も食べ物もない状態
バングラデシュ政府は、昨年10月以降、同国に避難したロヒンギャ族はおよそ35万人と把握している。チッタゴン地区とコックスバザール地区当局は、ベンガル湾付近の低地に滞在していた、膨大な数の難民を避難させたという。サイクロンが去った後、難民は屋根を失い、食べ物も手に入れることができず、水を飲むだけの状態だ。
現在、国際移住機関や国連機関、地元のNGO団体等が支援を行っている。サイクロンによって状況は極端に悪化した。ロヒンギャ族難民は常に支援を必要としているが、サイクロンが通り過ぎた後、今まで以上の支援が急務となっている。
(画像はBangkok Postより)
外部リンク
Bangkok Post
http://www.bangkokpost.com/
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