2017-05-13 19:00
学術
西九大短大部と佐賀県施設協会、ミャンマー人留学生を介護福祉士に育成

大学・県施設協会・ミャンマー現地団体が協力
西九州大学は佐賀キャンパスで5月11日、同大学短期大学部と佐賀県介護老人保健施設協会が日本ミャンマー友好協会(ミャンマー支部)と「外国人留学制度を活用した介護福祉士育成プラン」に関する基本協定を締結したことを発表した。今回の協定締結は人材確保が困難となっている介護業界における対応策で、将来的に介護の現場で活躍してもらうために日本での就労を望むミャンマー人留学生を支援・育成するものである。
西九州大学短期大学部では、ミャンマーにある日本語学校から希望者を選別し、今夏ミャンマーにて同学部の試験や面接を行う。
合格後は、現地で語学と同学部のカリキュラムに沿った介護の学習をし、翌春に来日する。
外国人介護福祉士の現状
日本政府は2008年よりEPA(経済連携協定)を基に、介護福祉士を目指す外国人の受け入れを開始。受け入れ対象は大学や看護学校などで基本的な看護知識を習得し、なおかつ一定レベルの日本語能力試験に合格した者となっている。
来日後は、受け入れ施設で就労・研修を重ね、4年目に国家試験を受ける。また、5年目までに試験に合格できなかった者は、帰国を余儀なくされるという。
これまで、インドネシア、フィリピン、ベトナムから2,000人以上が来日したが、2014年度までに試験に合格した者は320人。言葉や生活などにおいて馴染めずに帰国するケースも少なくないという。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
西九州大学
http://www.nisikyu-u.ac.jp/
西九州大学短期大学部のプレスリリース
http://www.nisikyu-u.ac.jp/junior_college/
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