2017-05-13 10:00
社会
Uber、ヤンゴンでタクシー配車サービスを開始

中央政府の支援を受け注目度アップ
インターネットが急速に普及するミャンマー最大都市ヤンゴンで5月11日、米国のウーバー・テクノロジーズ(Uber Technologies Inc.)が運営する「Uber(ウーバー)」がタクシー配車サービスを開始した。Uberはウェブサイトあるいは携帯アプリを使用した配車サービスで、世界70カ国・地域の450都市以上で事業を展開している。
東南アジアでUberのライバルとなるシンガポールのGrab(グラブ)は今年3月にヤンゴンでサービスを開始しており、UberはGrabを追いかける形となった。
Uberはヤンゴンでのサービス開始にあたり、ミャンマー政府により認可されたタクシー運転手のみを雇用。これは法的な問題を回避するための動きだと見られる。
また、Uberの市場参入は、中央政府の支援を受けていることでも注目されているという。
Uberの東南アジア事業拡張統括マネージャーであるサム・ブール(Sam Bool)氏は、
「サービス開始初日から政府の支援を受けることはかなり強力だ」(REUTERSより)
と述べ、政府とのつながりを強調している。公共交通機関整備の一助に
5,000万人以上の人口を抱えるミャンマーは急激な経済発展をしているが、公共の交通機関の整備は遅れているのが現状だ。ヤンゴン市内では5万人以上が道路渋滞に巻き込まれていると推定され、その中には認可を受けていない違法タクシーも多い。
政府はこれらの運転手を厳重に取り締まることを明言しており、認可された運転手のみを雇用するUberの市場参入を歓迎しているという。
また、Uberが安全なサービスを提供することで、同国を訪れる海外人にとってもミャンマーが理想的な国になることが期待される。
(画像はREUTERSより)
外部リンク
Uber
https://www.uber.com
Uber says to partner with taxis in Myanmar expansion drive
http://www.reuters.com/
Uber chases GrabTaxi in Myanmar, expanding in Southeast Asia
http://www.statesman.com/
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