ミャンマーニュース

ミン・アウン・フライン・ミャンマー国軍司令官は、4月下旬より約1週間にわたり、ドイツとオーストリアを訪問し、4月30日にミャンマーに帰国した。海外のメディアが報じた。

ドイツではグローブ・エアクラフト社の工場と、同社製の軽飛行機を見学したほか、ドイツ軍の訓練施設も見学した。また、ドイツのフォルカー・ヴィーカー連邦軍総監と面会したほか、オーストリアでは軍の幹部と面会した。

同国軍司令官の要請に基づき、両国軍とも、ミャンマー軍に対する訓練を実施する見通しだ。

ミャンマーでは昨年、西部のラカイン州において、ミャンマー軍と少数民族ロヒンギャとの間で武力衝突が発生したほかにも、国内各地で武力衝突が発生している状況だ。

同国軍司令官の欧州訪問は、ミャンマー軍の軍事力を増強し、武装勢力による攻撃行動を抑える目的があるとみられる。

また、EUは、ミャンマーに対する経済制裁をすでに解除しているが、武器輸出は禁じられていた。しかしながら、ミャンマーに対する武器輸出の禁止期限は4月30日までとなっている。

なお、報道によると、5月以降、武器輸出の禁止が延長されたかどうかは不明であるという。

仮に、EUのミャンマーに対する武器輸出が解禁されたとしても、EU諸国がミャンマーに対し、武器輸出を実施するかどうかは不透明な状況だ。

（画像はMiami Heraldより）

外部リンク

Miami Herald
http://www.miamiherald.com/

ASIA TIMES
http://www.atimes.com/

THE NATION
http://www.nationmultimedia.com/