2017-05-05 23:00
政治
バチカンとミャンマー、外交関係を樹立

ローマ教皇とアウンサンスーチー氏が面会の後、発表
5月4日、ローマ教皇がアウンサンスーチー氏と面会し、バチカンとミャンマーの外交関係が樹立された。バチカンが東南アジアの国と国交を結ぶのは、初めてのことである。4日、代表者を含めた会談の後、バチカンが声明を発表。互いの大使館を両国に設置することが決まった。
今回の発表は突然のことではない。2月8日にはバチカンの司教がミャンマーを訪れ、スーチー氏およびヤンゴンの司教と面会した。
3月10日には、ミャンマー議会でバチカンとの外交樹立案が提案され、満場一致で承認されている。
教皇がロヒンギャ族問題への影響力を持つことに
今回の決定により、国際的に問題視されているロヒンギャ族迫害問題に対し、バチカンが影響力を持つことになる。ローマ教皇は2月、ロヒンギャ族がイスラム教を信じているというだけで、暴力を受けていることを痛烈に批判した。
4日、会談の際には、ローマ教皇からスーチー氏へ、カトリック教会の「平和の世界デー」に発表された、『非暴力:平和のための政治スタイル』というタイトルのメッセージが送られたという。
(画像はNational Catholic Reporterより)
外部リンク
National Catholic Reporter
https://www.ncronline.org/
America The Jesuit Review
https://www.americamagazine.org/
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