2017-05-01 00:00
社会
【ミャンマー】タイ国境付近でバズ転落事故、少なくとも19名死亡

「生きているのは幸運だ」
ミャンマー南東部のタイと国境を接するカレン州(Kayin state)ミャワディ(Myawaddy)で4月28日午前10時45分頃、40人ほどの乗客を乗せたバスが深い谷に転落する事故が発生。少なくとも19名が死亡し、21名が負傷した。地元の報道によると、ミャンマー中央に位置するバゴー(Bago)を出発したバスが、ミャワディの近くの高速道路を出たとき、30mの渓谷に落ちたという。
地元の援助団体は急いで救助活動を開始したが、渓谷は深く険しい斜面で作業が難航したため、救助活動は警察に任せ、負傷者の搬送を支援。負傷者の中には危機的状態の人もいるようで、死亡者が増える可能性があるという。
救助活動にあたった地元警察が「生きているのは幸運だ」と述べており、その言葉からも事故現場が悲惨な状況であったことが伺える。
警察はバス転落の原因を「ブレーキの故障」と断定。運転手がバスの制御を失ったとしている。
ミャンマーは東南アジアで2番目に危険な道路
2011年初めまで国を支配した軍事政権が道路整備に投資しなかったため、ミャンマーの貧困地域では道路での事故が頻発している。2015年に報告された世界保健機関(WHO)のデータによると、ミャンマーでは10万人あたり20.3人の死者を出し、東南アジアで2番目に危険な道路だという。
道路が整備され、事故が頻発しない環境が整うことが期待される。
(画像はInternational Business Timesより)
外部リンク
Myanmar: 19 killed, 21 injured as bus falls into ravine
http://www.ibtimes.co.in/
19 killed, 21 injured in bus crash in southeastern Myanmar
http://news.xinhuanet.com/
Myanmar: 19 killed as bus plunges into gorge
http://indianexpress.com/
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