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2017-04-30 19:00

政治

アウンサンスーチー国家特別顧問、ASEAN首脳会議のためフィリピン入り

ASEAN首脳会議
手厚い出迎えを受けるスーチー国家特別顧問
ミャンマー情報省によると、同国の事実上のリーダーであるアウンサンスーチー(Aung San Suu Ky)国家特別顧問が第30回ASEAN首脳会議に出席するため、4月28日にフィリピンのマニラに到着したという。

到着したニノイ・アキノ国際空港で、スーチー国家特別顧問はフィリピン保健省のPaulyn Jean B. Russel-Ubial大臣や、先に到着していたミャンマー計画・財務省チョー・ウイン(Kyaw Win)大臣、在フィリピン・ミャンマー大使らに出迎えたれた。

また、マニラで滞在するホテルでベトナムのグエン・スアン・フック(Nguyen Xuan Phuc)首相と会談。地域および国際レベルでの2国間関係を促進したという。

その後、スーチー国家特別顧問は、フィリピンにいるミャンマー外交官やその家族らとも会談している。

ASEAN諸国も朝鮮半島の緊張を懸念
東南アジア諸国の首脳が地域問題や国際問題などを議論するASEAN首脳会議。今回は、2017年にフィリピンで2回開催されるASEAN首脳会議の1回目である。

ASEAN事務局によると、東南アジア諸国の首脳は「ASEAN共同体ビジョン2025(ASEAN Community Vision 2025)」を達成するための手段として、公務員の役割を確認する文書に署名することが期待されているという。

また、28日に議論された問題の中には、朝鮮半島の緊張、南シナ海における行動規範形成の進展、貧しい人々を忘れることのない指導者の要請などがあった。

異例ながらASEANは独自の声明を発表し、朝鮮半島の緊張を解消し、状況を悪化させる可能性のある行動を控えるために、北朝鮮と関係者らに「自制を働かせる」よう促したという。

北朝鮮と国交があるASEAN諸国首脳の声は、北朝鮮に届くだろうか。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/

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