2017-04-12 10:00
政治
ティン・チョー大統領が中国を訪問 習近平国家主席と会談
チャウピュー港・昆明間のパイプライン稼働に合意
ティン・チョー大統領は4月10日、中国の首都北京で習近平国家主席と会談し、ミャンマー西部・ラカイン州のチャウピュー港から、中国・雲南省の昆明を結ぶ石油パイプラインの稼働について合意した。チャウピュー港と昆明を結ぶ約770kmの石油パイプラインは、2015年に完成していたものの、政治情勢等の問題により、これまで稼働されていなかった。
パイプラインが稼働すると、中国は中東の原油を輸入する場合、マラッカ海峡を経由せず、最短ルートとなるミャンマー経由で石油を輸入することが可能となる。
パイプラインの稼働により、アジアから中東まで幅広くカバーする経済圏構想、「一帯一路」に弾みが付くことから、中国外務省は、パイプラインを早期に稼働させたい考えだ。
ミッソンダムの開発再開に関する協議も
また、会談では、イラワジ川が流れるミャンマー北部で、2011年より開発が中断されているミッソンダムの開発再開についても協議が行われた。そのほか、両国は保健衛生、スポーツ、交通網整備など、9種類の項目について合意した。
同国家主席は、ミャンマーとの関係について、良好な関係が永続するとの考えを示した。
(画像はCHANNEL NEWSASIAより)
外部リンク
CHANNEL NEWSASIA
http://www.channelnewsasia.com/
South China Morning Post
http://www.scmp.com/
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