2017-04-08 23:00
社会
ミャンマー政府 国内の地雷除去費用に600万米ドルを計上

全ての地雷除去には、約30年を要する見込み
国際地雷デーの4月4日、ミャンマー政府は地雷と爆発性危険物の除去費用として600万米ドル(約6億6000万円)を投じると発表した。ミャンマーのメディアが報じた。地雷や爆発性危険物は、現在もシャン州やカチン州を中心に残されたままとなっている。地雷除去は、国際的な地雷除去組織とともに、ミャンマー社会福祉・救済定住省が実施する。
同日に、ヤンゴン市内のホテルで開催された国際地雷デーの式典において、人道的な組織である地雷除去イニシアチブは、ミャンマー国内の地雷を全て除去するためには、約30年を要するとの見解を示した。
住民の安全確保のため、迅速に地雷除去を進めるべき
また、国際連合児童基金(ユニセフ)の代表者は、地雷除去は費用と時間を要するが、住民の安全を確保するためにも、政府主導で迅速に地雷除去を進めるべきとの考えを示した。ミャンマー社会福祉・救済定住省によると、地雷による死傷者は、2015年と2016年の2年間で298人だったという。地雷による死傷者は、およそ3人に1人が子どもであるほか、地雷による死者は、死傷者全体のうち、およそ4人に1人の割合であるという。
(画像はCOCONUTS YANGONより)
外部リンク
COCONUTS YANGON
https://coconuts.co/
mizzima
http://www.mizzima.com/
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