2017-03-15 08:00
社会
ミャンマー王族子孫がタイのドラマにクレーム

王族の歴史を侮辱する内容として放映中止を要求
ミャンマー王族の子孫が、タイのテレビドラマについて、ミャンマー王族の歴史を侮辱する内容だとして放送の中止を求めている。問題となっているのは「A Lady's Flame」というドラマで、プライムタイムに放映される連続ドラマだ。
ドラマでは、最後の王であるティーボー王没後、王族間で起きた虐殺を描いている。事件は王位継承のある王族の数を減少させるために起きたという。
制作側は、ストーリーは架空の王国を舞台とする完全なフィクションと主張している。しかし、王族の子孫は、ミャンマー最後の王朝となったコンバウン朝時代の出来事を完全に模倣した内容だとしている。
ミャンマー最後の王であるティーボー王のひ孫に当たるSoe Win氏が番組の中止を求めた。
タイは自国王族の描写に厳しい法律で規制
タイでは、王族の歴史に関する報道や描写に対する厳格な法律が存在する。最近の例では、4世紀前のタイの王に関する劇を描いた学生が、王の愛犬を侮辱する内容だとして批判を受けている。So Win氏は、
もし同じような内容で、タイの王族を描くドラマがあったら、タイの人々はそれを受け入れるのだろうか?(BBCニュースより)
私たちが野蛮な人間であるかのような、非常に侮辱的な内容だ。(The Straits Timesより)
と述べている。
(画像はBBCニュースより)
外部リンク
BBCニュース
http://www.bbc.com/news/world-asia-39252132
The Straits Times
http://www.straitstimes.com/
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