2017-02-28 03:15
文化
ミャンマー政府、国の文化遺産の保存を支援

民族文化は国の誇り
ミャンマー情報省によると、同国政府は有形・無形の文化遺産を保存するための法律を制定するための措置をとっており、ヘンリーバンティオ(Henry Van Thio)副大統領がその取り組みに関する研究や方針に関して採決を求めたという。同副大統領は2月22日、自身が委員長を務める国家文化中央委員会(National Cultural Central Committee)の会合で、隠れた民族文化を探求する必要性を強調し、
「すべてのミャンマーの人々に文化遺産を守る義務があり、先祖の保護活動のおかげで文化遺産は今でも存在している」(プレスリリースより)
と述べた。また、それらの民族文化は誇りに思うべきものであるとも述べ、ユネスコの世界遺産に登録されたピュー古代都市群を例に挙げたという。
2014年に登録されたピュー古代都市群は3つの都市遺跡で、ミャンマーの中央部に位置している。また、ビルマ語最古の碑文として有名なミャゼディ碑文や石碑なども記念遺産として登録された。
初の会合で問題提起と解決策について議論
ヘンリーバンティオ副大統領は中央委員会のメンバーに対し、メンバーが国や地域における文化的・歴史的発展に関わる作業に参加する必要があることや、文化遺産周辺で暮らす地元住民や研究者のために規則となる施策を提出することを要請した。また、国家文化中央委員会の副委員長を務めるThura U Aung Ko組合大臣は、委員会の責任について説明したという。
今回は同委員会初の会合で、提示された問題に基づいて関係省庁の協力促進や問題解決に向けた作業の調整等について議論がかわされた。
(画像は無料写真素材 pixabayより)
外部リンク
ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/
ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/
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