2017-02-28 03:00
政治
アウンサンスーチー国家特別顧問、教育哲学の変革を訴える

5年以内に変革
ミャンマーの国家特別顧問であるアウンサンスーチー氏は2月23日、首都ネピドーのミャンマー国際コンベンションセンターで開催されたミャンマー国家教育戦略計画(2016-2021)の開会式で演説を行い、5年以内に同国の教育哲学を変革することを求めた。翌24日、ミャンマー情報省が明らかにした。スーチー国家特別顧問は演説で、
「変革は教育から始める必要がある。国家教育戦略計画が採択された後、何が主要なニーズなのかを考慮する必要がある」(プレスリリースより)
と述べている。また、ミャンマーの教育制度は主に雇用機会の創出と若い生徒や成人の生涯学習を促進するために変革されるべきであるとの考えを示した。
国家教育戦略計画(2016-2021)の目的は学習プロセスをはっきりと改善することで、より良い教授方法、職業教育の発展、研究、改革が求められている。
学びたいという欲求を奨励
スーチー国家特別顧問は、学びたいという欲求が教育において最も重要であるため、教育者あるいは政策において「習得の欲求」を奨励しなければならず、その欲求を持つ必要性を若者の間に広めていくという。また、教育プロジェクトを実施するすべての者が“学ぶべきことがたくさんある”という考え方を持つことが重要だと説いた。
さらに、
「すべてを知っていると思う人は、継続的に学ぶことができない」(プレスリリースより)
とも述べている。加えて、親や教育者が「習得の欲求」を奨励しなければ、子どもたちは学習に対する考え方を発達させることができないと訴えた。
スーチー国家特別顧問自身も国のニーズと挑戦について学び、また周囲の人々も同じ考え方を持っていると信じただけで、国のために役立つことができたと、自身の経験をまじえて語ったという。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/
ミャンマー情報のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/
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