2017-03-01 18:00
経済
独メトログループ、ヨマ・ ストラテジックとミャンマーでの卸売販売合弁契約を締結

ミャンマーの流通インフラの発展と水準向上を目指す
ヨーロッパで3番目に大きな小売企業であるドイツのメトログループ(METRO Group)は2月24日、ミャンマーで事業を展開するシンガポールのヨマ・ストラテジック・ホールディングス(Yoma Strategic Holdings Ltd. 以下「ヨマ・ストラテジック」)との合弁事業提携を発表した。メトログループによると、ミャンマーでの卸売販売事業を展開するにあたり、ヨマ・ホールディングスと合弁会社「METRO Wholesale Myanmar Ltd.,」を設立したという。
設立された合弁会社は、メトログループが株式の85%、残りの15%をヨマ・ホールディングスが保有する。
メトログループは
「B2B(企業間取引:business-to-business)卸売事業に豊富な機会を提供する有望な市場であるミャンマーに進出することを嬉しく思っている」(プレスリリースより)
と述べ、食の安全性やサプライチェーンマネジメントなどの分野でメトログループの専門知識を活かし、ミャンマーでの流通インフラストラクチャの発展と水準向上を目指すという。信頼できる品質と価値の確保
メトログループは第1段階として、今年3月より日本が官民をあげて開発を推進するティラワ特別経済区に卸売販売の拠点となる倉庫を建設し、2018年初めにオープンする予定だ。同グループの効率的なワン・ストップ卸売販売プラットフォームは、小売業者が現地の小売店や卸売業者、輸入業者などと複雑に関わりながら自社の製品を供給しなければならないという問題を解決する一助になることが期待されている。
同プラットフォームでは、ホテル、レストラン、ケータリング会社、小売業者などのプロフェッショナルな顧客に対し、3,300以上の食品・非食品を高品質にカスタマイズしたサービスが提供されるという。
また、信頼できる品質と価値を追求し続ける現地のプロフェッショナル顧客のニーズに効果的に対応することを目指している。
さらに、ヨマ・ホールディングスの物流・倉庫インフラストラクチャを活用して、ミャンマーの主要サプライチェーンの構築を促進していくという。
(画像はメトログループより)
外部リンク
メトログループ
https://www.metrogroup.de/en
メトログループのプレスリリース
https://www.metrogroup.de/en/media/
ヨマ・ストラテジック・ホールディングス
http://www.yomastrategic.com/
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