• TOP
  • >
  • 社会
  • >
  • ジャパンハート、養育施設の子どもたちがダンスイベントに参加したことを報告
2018-01-16 12:30

社会

ジャパンハート、養育施設の子どもたちがダンスイベントに参加したことを報告

ジャパンハート
大きな成長と自信を手に
特定非営利活動法人であるジャパンハートは12日、ミャンマーに開設した養育施設「Dream Train」の子どもたちが、MakeSense Charity Dance Festivalでダンスを披露したことを報告した。

このイベントは、主催者であるMakeSenseEntertainmentが「言葉を超えたダンスを通して、ひとりでも多くの人に子どもたちの心の声を感じ取ってもらえたら、彼らの生きる自信の源になるのではないか。」と考えたことより始まったもの。

今回は、「ヤンゴンの原宿」と呼ばれる地区にあるメインショッピングモール「レーダンセンター」で行われた。

Dream Trainから出場したのは、ヒップホップチームの19名、チアダンスチームの15名。今回が初舞台になる子どもたちも多く、練習を始めた当初はなかなか集中できなかった子もいたが、舞台に立つまでの間、振りをきちんと覚えることや、どんなときも笑顔で踊ること、仲間と協力することなど、多くの課題に取り組んできた。

そして、当日は本番が近づくにつれて緊張した面持ちになりながらも全員が笑顔で踊りきることができ、大きな成長が感じられた、と報告している。

子どもの未来を育む養育施設
現在、ミャンマー国内においてエイズは早急な対応が必要とされる問題であり、HIV患者が急増している。そして、エイズで親を亡くした子どもたちも増えており、日々の食べ物にも事欠き、教育を受ける機会にも恵まれず、根強い差別を受けながらひっそりと生活している。また、こうした子どもたちが売春や人身売買のターゲットにされるという深刻な問題も起こっている。

こうした状況から、ジャパンハートは、2010年に養育施設「Dream Train」を開設した。人身売買に巻き込まれる可能性のある子どもたちを救い出すとともに、親から虐待を受けている子どもたちや、貧しさゆえに幼いながら学校に行かずに働く子どもたちなども多く受け入れている。

そして、子どもに食事・教育・健康的な生活を提供し、施設で生活する子どもの自立を目的とした職業訓練の実施などを行っている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

特定非営利活動法人ジャパンハート
http://www.japanheart.org/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook