2018-01-11 08:00
経済
ミャンマー観光業界でカジノ運営許可を求める動き

5つの州が観光客対象のカジノの利点を主張
少なくとも5つの州の長官がカジノの運営許可を申請している。ミャンマータイムスの報道によると、先月、ネピドーで行われた観光連盟の会議で、各州のホテルでのカジノ運営許可を求める申請があったという。
会議に出席したヘンリー・ヴァン・ティオ副大統領は要求に対するこたえを出していないが、今後、対応の可能性があると表明している。
会議では酒類の販売や観光税、特別観光ビザの発行、eツーリズムの開発などについて話し合われた。その中で合法的なカジノの運営が議題に挙がったという。
会議に出席したU Yan Win氏は、カジノの運営によって多くの収入が生まれることを主張し、
アジア諸国の多くはカジノでの合法ギャンブルを許可している。しかし我が国では違法であるため、多くの州が運営許可を求めている。(ミャンマータイムスより)
と述べている。
国境地域では違法カジノが横行 地元に配慮した法改正を検討
ミャンマーでは1986年、ギャンブル法によってカジノが禁止された。しかし、現在でもTanintharyi地域やシャン州などの中国国境地域では、多くの違法カジノが運営されている。内務省や警察でも法改正など改善策が検討されているが、具体的な計画はまだみられない。ホテル観光省のU Khin Zaw大臣は、西欧諸国や台湾、日本、タイなど、裕福な旅行者を対象にカジノを運営することには肯定的だ。しかし、地元住民への配慮も必要だとしている。
(画像はミャンマータイムスより)
外部リンク
ミャンマータイムス
https://www.mmtimes.com/
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