2017-12-26 19:00
政治
ミャンマー軍によるロヒンギャへの残虐行為

ミャンマー軍による「掃討作戦」
2017年12月23日、国境なき医師団(Médecins Sans Frontières=MSF)は、ミャンマー軍による残虐行為をホームページに、掲載した。8月25日、ミャンマー軍と地元民兵は、「掃討作戦」を開始。やがて、民間人への残虐行為へと繋がっていった。
民間人への残虐行為
ミャンマー軍は民間人が住む村をナイフや刀で襲撃、機関銃を乱射、手りゅう弾も投げた。村は瞬く間に炎に包まれた。犠牲者の中には、十代の女の子や58歳の女性も含まれていた。国境なき医師団(MSF)の調査によると、犠牲者の数は6700人以上に上り、子供730人も含まれている。
長年に渡る差別と迫害
ロヒンギャへの差別や迫害、暴力は何十年も前から続いている。軍や民兵のやり方は極めて残忍で、虐殺や強姦、拘束、弾圧が横行している。移動が厳しく制限されているロヒンギャは、基本的な保健医療だけでなく、初等教育も受けることが難しい。
8月25日の「掃討作戦」以降、バングラデシュに脱出したロヒンギャは64万7000人余り。しかし、無事に難民キャンプにたどり着いても、過酷な環境が待っている。難民キャンプには清潔な水もなければ、トイレもない。
(画像は国境なき医師団ホームページより)
外部リンク
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/news/
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