2017-12-25 22:45
社会
ロヒンギャ難民に新たな危機 最も気温が下がる時期に

夜間の気温は10度まで低下 暖かい衣服や毛布の支援を
国連に承認された子どものための国際援助団体(NGO)であるセーブ・ザ・チルドレンが、モンスーンの季節が終わり、冬を迎えているバングラデシュで、ミャンマーからの難民の多くが新たな危機に陥っていると、22日のプレスリリースで発表した。バングラデシュは1月と2月が最も気温が下がる季節となっており、夜間は気温が10度まで低下することから、冬の寒さ対策のための支援が求められている。
セーブ・ザ・チルドレンの緊急保健医療ユニットに所属する保健医療専門家のMaria Tsolka氏も、暖かい衣服や簡素なシェルターなどの不足は、特に子供には耐え難く、厳しい状況に置かれていると指摘している。
12月末までに7,000家族へ物資を届ける 支援資金はいまだ不足
セーブ・ザ・チルドレンはミャンマーで発生した危機以降、難民に対して食料やシェルターキット、衛生用品、調理器具セットなどを提供してきた。12月末までには、7,000家族(31,000人)に、寒い冬の季節に向けて毛布や大人用ショール、子ども用の長袖の上着なども配布する予定で、特に子どもたちと女性に重点を置いて支援活動を進めていく。
また、必要とする支援金は9,500万ドルであるが、いまだ5635万2,309ドルが不足していることも明らかにした。
(画像はプレスリリースより)
(C)Ian Woolverton/Save the Children
外部リンク
セーブ・ザ・チルドレン プレスリリース
http://www.savechildren.or.jp/
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