• TOP
  • >
  • 社会
  • >
  • ロヒンギャ難民が1月23日よりミャンマーへ帰還 第1段階は10万人
2017-12-31 21:00

社会

ロヒンギャ難民が1月23日よりミャンマーへ帰還 第1段階は10万人

ロヒンギャ
ミャンマーへ10万人のリストを送付済み
バングラデシュのオバイドゥル・カデール(Obaidul Quader)道路交通橋梁大臣は記者団に対し、イスラム系少数民族「ロヒンギャ」のミャンマー帰還は両国間の合意の通り、1月23日より開始されることを明らかにした。

また、カデール大臣はロヒンギャ帰還第1段階として、ミャンマー当局に10万人のリストを送付したという。

ミャンマー側がリストを確認し、バングラデシュ当局が難民の同意を得た後、帰還が始まる。

同大臣は、
「政府は速やかにロヒンギャを帰還させるため努力している」(Press TVより)
と述べた上で、
「共同作業部会もまた、国連を含む様々な国際社会の助けを借りて本国帰還のために作業している」(Press TVより)
とつけ加えた。

次回ミャンマーで開催される作業部会の会合では、帰還開始のプロセスが決定されるという。

なお、ミャンマー・バングラデシュ両政府は11月、2018年1月より帰還を許可する協定を締結している。

これまでの経緯
ミャンマー・ラカイン州では、8月以降、治安部隊がロヒンギャに対して残忍な迫害キャンペーンを実施しているとの報告があり、それらの弾圧から逃れるために65万人以上のロヒンギャがバングラデシュへ流入している。

国連や国際人権団体等はミャンマーの治安部隊の行いは「民族浄化キャンペーン」だと非難。ロヒンギャは大虐殺の標的になっている可能性が高いと結論づけた。

一方、ミャンマー政府はロヒンギャへの人権侵害を一環して否定。数日前には、7月の報告書が公平性に欠けるとして、国連の特別報告者の入国を拒否している。

国境なき医師団によると、治安部隊による「民族浄化キャンペーン」で、700人以上の子どもを含む6,700人のロヒンギャが死亡したという。

(画像はPress TVより)


外部リンク

Bangladesh to repatriate 1st group of Rohingya Muslim refugees
http://www.presstv.com/

Bangladesh targets 100,000 for first Rohingya repatriation
https://www.afp.com/

Bangladesh sending list of 100,000 Rohingyas for first phase repatriation to Myanmar
https://bdnews24.com/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook