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2017-12-31 11:00

社会

ミャンマー政府、次回「和平会議」に向けNSCN-Kと会合

ナガ民族
次回「和平会議」にNSCN-Kを正式に招待
ナガランド民族社会主義評議会カプラン派(NSCN-K)は12月28日、ミャンマー政府が主導する和平委員会との間で、最終的な平和協定への道筋を改善するために会合を開催した。

ミャンマーではこれまで、少数民族との和解をめざしアウンサンスーチー氏主導の「21世紀パンロン会議(Union Peace Conference-21st Century Panglong)」が2回開催されているが、NSCN-Kは2回とも同会議に出席していない。

ナガ民族は2012年、ザガイン地方域政府と停戦協定を締結したが、2015年10月にテインセイン(Thein Sein)前政権下で8つの民族武装集団との間で締結された全国停戦協定(NCA)には参加していない。

今回の会合では、ナガ民族が暮らす丘陵地帯における安定と発展、2018年1月開催予定の第3回和平会議への参加について議論したという。

和平委員会のAung Soe委員長は会合で、1月に開催される和平会議値の出席を促したといい、会合後にはミャンマー情報省がNSCN-Kに正式な招待状を送っていることを明らかにしている。

ナガ民族とは
インドのテロリスト組織であるNSCN-Kは、インドとミャンマーの国境沿いの丘陵地帯で活動するナガ・グループの1つで、1988年にインド政府との和平交渉をめぐり、イサク・ムイヴァー派(NSCN-IM)とカプラン派(NSCN-K)に分裂。さらに、2011年にNSCN-Kからコレ・キトヴィ派(NSCN-KK)が分派したという。

現在、ナガ民族はミャンマーとインド両国にまたがり暮らしており、NSCN-IMはインド政府と和平協定を締結している。

ミャンマー・サガインを拠点とするNSCN-Kの代表は、平和プロセスに参加する道を開くことを目的として、2016年7月に政府と準備会合を開催。

しかし、昨年7月以降、政府交渉担当者と会合を持つ機会はなかったという。

(画像はThe Irrawaddyより)


外部リンク

Myanmar govt invites NSCN (K) for peace talks
http://www.nagalandpost.com/

Naga Armed Group Holds Rare Meeting with Govt
https://www.irrawaddy.com/

NSCN (K) holds ‘rare’ meeting with Myanmar govt’s Peace Commission
http://morungexpress.com/

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